日本茶研究所『日本茶博士』の茶のみバナシ

日本茶でビジネスをする方の強い味方『日本茶博士』のブログ。日本茶研究所所属研究員。日本茶のことなら何でも聞いてください。ビジネスモデル構築から、消費者目線の商品開発まで。

札幌出張その① 北海道の日本茶事情

新しい日本茶店舗のプロジェクトで、札幌に出張に来ています。

 

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北海道での日本茶

北海道に住まれいた方なら分かると思いますが、緑茶の販売コーナーは大きく、緑茶が生活の中に浸透しているのが分かります。消費量こそ全国で40位と高くはありませんが。販売コーナーが大きいということは、家計の中で相対的に占有率が高い、ということですね。

外で消費するのではなく家庭での消費ほとんど。これは食文化としては良いことでもありますね。世代間継承がある。

 

北海道で売れる緑茶は

鹿児島の煎茶と、番茶(産地はさまざま)です。

意外に思われるかもしれませんが、一説によると、北海道開拓の際に薩摩半出身の鹿児島人が力を尽くし多く北海道に移民したため、食文化がそのまま残ったのでは?ということです。

真偽は分かりませんが、鹿児島茶が売れるのは販売実績からも間違いありません。

 

番茶といいながらも

北海道の番茶は、ほうじ茶のことです。

僕の地元の京都でしたら、番茶=京番茶という特殊な炒り茶ですし、

静岡など茶産地の一部では、番茶は遅い時期に採れた煎茶や、柔らかい芽以外の部分などを使った煎茶のことを指します。

元々は「番外茶」の意味の番茶ですが、こんな違いも、面白いですね。

 

さて、それでは北海道の方々に喜ばれる日本茶を開発しに行ってきます!

 

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日本茶博士は、日本人が知っているようで全然知らない日本茶(緑茶)という食文化についての情報を、日本人にこそ正確に届けます。

presented by 日本茶博士