日本茶研究所『日本茶博士』の茶のみバナシ

日本茶でビジネスをする方の強い味方『日本茶博士』のブログ。日本茶研究所所属研究員。日本茶のことなら何でも聞いてください。ビジネスモデル構築から、消費者目線の商品開発まで。

食べる日本茶

みなさん、食べる日本茶と聞くと、どんなものを思い浮かべますか?

緑茶のスイーツ?抹茶?新しい商品?

 

いえいえ、みなさんが今まで触れてきた茶葉そのものです

煎茶、というものですね。

僕は、「日本茶、食べましょう」とどこに行っても提案してきました。

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こういう茶葉です。

え!?食べるの!?という方、まずは食べてみてください。

 

 

 

食べましたか?

どんな味がしたでしょう?

①苦味

②酸味

③甘味

④旨味

 

①が強いとイメージすると思いますが、まず感じるのは④だという方は多いのではないでしょうか?

カテキンとカフェインが溶けていない状態では、低温で溶けやすいアミノ酸が感じられるはずです。

つまり、④、③の味です。

カテキンとカフェインは高温のお湯に溶出していけば、みなさんがよく知る煎茶の苦味と酸味が出てきます。

 

ということは…

お湯にさらさなければ、旨味を引き出せ、料理に使えるのでは!?

そうです!

例えばこんな料理に。

 

・白米のふりかけ

おひたし

 

→かつおぶしとのマッチングが最高です。

旨味の正体はグルタミン酸ですので、かつおぶしなどに含まれるイノシン酸と相まって、最高のふりかけおひたしになります。お試しあれ。

 

このように、茶葉のメカニズムを理解していれば、そのポテンシャルを引き出せます。

このブログでどんどん知識を吸収して使ってください。

 

 

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日本茶博士は、日本人が知っているようで全然知らない日本茶(緑茶)という食文化についての情報を、日本人にこそ正確に届けます。

presented by 日本茶博士